(04'/10/10)  エンタメ・アクション歌謡 「ねこマジ」
(04'/07/11)  うきうきハッピー・ボッサ・コーラス 「Pecombo」
(04'/07/05)  100%アコーディオン「サブ&まみ」
(04'/06/30)  ロシュフォールのトリコたち「solange et delphine」
(04'/06/22)  「乙女展」@京橋・バートックギャラリー
(04'/04/23)  レトロチック歌謡曲「歌姫楽団」
(04'/04/18)  青い部屋のクイーン「エルナ・フェラガーモ」
(04'/04/14)  マリンバ4人娘「FLY」
(04'/01/29)  古本カフェ「フォスフォレッセンス」
(03'/12/28)  ヲトメなふるほん「bibliomania」
(03'/12/23)  魅惑のほんわかグルーヴ「ナカマコフ」
(03'/12/18)  歌と踊りの夢芝居「東京ポルチカ歌劇団」
(03'/12/11)  旅するピアノ弾き語り「鈴木亜紀」
(03'/09/17)  「乙女音楽読本」挿絵
(03'/09/01)  「乙女音楽研究会」ガクブチの視点
エンタメ・アクション歌謡 「ねこマジ」
乙女音楽研究会 〜三十路ナイト!〜 に登場です
これからのことをごらんください

ねこマジ様

昨晩は、とんでもない感動をありがとうございました。

以前ライブを拝見させていただいた、東京駅 Break Station は
オープンスペースだったので、ライブハウスではどんなパフォー
マンスを見せていただけるのか楽しみにしていましたが…

想像以上でした。

冒頭の、ビバノン・ロックにガツンとやられ、2曲目
「デートしたい!」の連呼に身も心も持っていかれました。

そして、あまりのインパクトにCDを買わせていただいた
「じゅげむ」。 聴けば聴くほど、ねこマジのエンター
テインメント性を支える音楽的奥深さに感心してしまいます。
Break Station でも、その部分にすごく惹かれました。

あんなにポリリズムなフィーリングの歌、いったい
どうやって生み出しているのか、見当がつきません。
複雑なロジックを、強いメッセージを持った歌詞で
包み込み、エンターテインメントにまとめ上げている。

これまで感じたことの無い、脳みその隅っこを
くすぐられるような快感があります。

…………………………


今回の紹介は、ねこマジのとあるライブにお邪魔した
ときの感想メールより抜粋しました。
紳士乙女のみなさま、「じゅげむ」を聴けば必ず
CDが欲しくなるはずです!

( 04'/10/10 川島イタル )

エンタメ・アクション歌謡 「ねこマジ」のHPは こちらです

うきうきハッピー・ボッサ・コーラス 「Pecombo」
乙女音楽研究会 〜Aラインナイト!〜 に登場です
これからのことをごらんください


Pecombo のみなさま

素晴らしいライブ! 楽しく拝見させていただきました。
「ライブはコミュニケーションである」ということを、
強く思い出させてもらえるステージでした。

僕も含め、ちょっとドキドキしていたお客さんの緊張感を
上手にほぐし、その場をいい雰囲気に持っていくオトナの
素敵なパワーに感動しました。

青い部屋は普通のライブハウスと異なり、どことなく
エロティックで密度の濃い空間です。
「サロン」という表現が似合うというか。

そういうハコでイベントをやらせて頂いている僕にとって、
当然のことながら「YES/NO枕のうた」は心にブスブス
ささりました。ありゃあ〜いい歌です。
MCとセットで『新婚さんいらっしゃい』に送り付けたら
テーマソングで採用してもらえますよ!本当。

歌については、みなさんお褒めになると思うので、
あえて他のところから書いていますが、優しく
ふくよかな感じで、本当にすばらしかったです。
息の合い方からみなさんの仲のよさ、雰囲気のよさが
お客さんにも伝わっていたような気がします。

…………………………


今回の紹介は、Pecombo のとあるライブにお邪魔した
ときの感想メールより抜粋しました。
紳士乙女のみなさま、「YES/NO枕のうた」はとにかく必見です!

( 04'/07/11 川島イタル )

うきうきハッピー・ボッサ・コーラス 「Pecombo」のHPは こちらです

100%アコーディオン「サブ&まみ」
乙女音楽研究会 〜Aラインナイト!〜 に登場です
これからのことをごらんください


まるで
元気あまって絵本からとびでてきてしまったような
ベレー帽のよく似合う女の子、まみちゃん。

まるで
おひさまのように柔らかくて
とってもあたたかい笑顔の男の子、サブ。

ふたつのアコーディオンからでてきた幸せな音には、
彼等の人柄そのままを感じることができる。

その音を聴いているとここは巴里の地下鉄かしら!?と思ってしまうわ!

エッフェル塔まで瞬間ワープしたい乙女、このゆびトーマレ!!


( 04'/07/05 ごうだじゅんこ )

100%アコーディオン「サブ&まみ」のHPは こちらです

ロシュフォールのトリコたち「solange et delphine」
乙女音楽研究会 〜Aラインナイト!〜 に登場です
これからのことをごらんください


なんたって、彼らはロシュフォールのトリコ。

バンド名の由来は、1967年フランスのミュージカル映画、
Jacques Demy 監督、Michel Legrand 音楽による一大スペクタクル、
「ロシュフォールの恋人たち」の双子姉妹の主人公を演じる、
Francoise Dorleac と Catherine Deneuve ふたりの「役名」から。


solange et delphine は、憧れを隠さない。

自分達の愛する世界観を、そのままバンドの名前にしてしまった。
お洒落でポップで、それでいてどこか憂いを秘めた楽曲の
ひとつひとつに、彼らの「偏愛」する音楽、アイテム、あるいは女優?
からの影響がこれでもかというほどにじみ出ている。

「好きだから、この曲がやりたい」という彼らのモチベーションは、
「高いから、この山に登りたい」という登山家のモチベーションと
同じくらい素直で、率直で、見るものに清々しさをもたらすくらい。

それにしても、なんて高い演奏のクオリティー!
もしかしたら、もう山登りは5合目を超えているのかもしれない。
いやいやそれは大げさ過ぎ?

そうだ、あのビデオをまた借りてこよう。
solange et delphine のライブに行くなら
「ロシュフォールの恋人たち」をもういっぺん見てからね。


( 04'/06/30 川島イタル)

ロシュフォールのトリコたち「solange et delphine」のHPは こちらです

「乙女展」
京橋・バートックギャラリーにて開催です

乙女展 〜otome-ten〜

女性を表す言葉のひとつである「乙女」をキーワードに
8名のイラストレーター達が様々な世界を描きます。

<参加イラストレーター> 
・コタロー   ・おちあやこ  ・コヅカヒロミ ・高橋陽子
・田口ゆう子  ・チサト    ・永田ひろのぶ ・イイダミカ

6月22日(火)〜28日(月)
※日曜休廊11:30〜18:15(最終日17:00まで)

京橋・バートックギャラリーにて
(中央区京橋2-12-5 インペリアルビル1F)

皆さんとても魅力的な絵を描かれる方々です。
私・イイダミカも5点程出展予定です。
宜しくお願い申し上げます。

(04'/06/22 イイダミカ)


イイダミカさんは、リンジャズのドラマー石尾一馬のご友人。
乙女展はもう終わってしまいましたが、とても楽しいイベントでした。

ステキなイラストを送ってくださったミカさんには
これからこのコーナーの中で、乙女なイラストレーターを
ちょっとづつ紹介していただく予定です。

イイダミカさんのプロフィールはこちら

レトロチック歌謡曲「歌姫楽団」
乙女音楽研究会に登場です
これからのことをごらんください




「歌姫楽団っていうのが、もう本当に凄かった!」

2003年5月、リンリンジャズキッチンメンバー、フルートの
もっちゃんが、吉祥寺 Star Pine's Cafe で彼女の所属する
「長澤孝子とJazz Suspenders」のライブを終えたあとのおはなしです。

あいにく僕は行けなかったので、「どうだった?」と聞くと
もっちゃんはすぐさま、歌姫楽団というバンドの名前を口にしました。
もっちゃんに、すこし思い出してもらいましょう。

………………

対バンさせていただいて初めて知りました。

自分も恥ずかしながら音楽をやっている身なのに、
まわりでどんなバンドがどんなことをしているか殆ど知らない私は
「歌姫楽団」もその晩やはり初めての体験でした。

ボーカルの姫は、そのスカートのすそのはじ
ちょっとでも見えれば万人が「姫だ!」と
判ってしまうオーラを持ってステージに上がっていました。

リハーサルから全員が黒曜石色の空気を放出していて
私はそれに口をあけてみていることしかできませんでした…

あんな風に
空気に色がついてる人達は私あまり観たことありません。
くらくらする、ぞくっとする黒い宝石色なんです。

………………


後日、歌姫楽団のライブを見に行くことになり、
僕もこの目で確かめました。

圧倒されたい方、歌姫楽団はいかがですか?

( 04'/04/23 川島イタル / 柴田もとこ )



レトロチック歌謡曲「歌姫楽団」のHPはこちらです

青い部屋のクイーン「エルナ・フェラガーモ」
乙女音楽研究会に登場です
これからのことをごらんください




れがんとに えるなカーで ご登場

びぃの指輪も あなたの前では ただの石

ぜか目が はなせないの

らんす帰りの

るなお姉さま

ぶかもしれない この気持ち

がー るなわたしも 目がはーと

  こんやもゆくわ

ちろん えるなカードを かたてにね


( 04'/04/18 榎本 凛 )

青い部屋のクイーン「エルナ・フェラガーモ」のHPは こちらです

マリンバ4人娘「FLY」
乙女音楽研究会に登場です。
これからのことをごらんください




Jazz、あるいはもちろん、アコースティックな楽器を使う音楽
全般にいえることとして、家でCDから聴く音と、ライブで
聴く音の間に大きなギャップがあることがあげられる。

決して明確に言葉にできる違いではないのだが、ライブの
場合は音に色気が加わると表現すればいいのか、格段に
エロティックになる。とても、空間の広がりだけの作用とは
思えないほどだ。

その、あまりのギャップを実体験からとても不思議に感じて
いたのが、工学部に入って「デジタル」とは何かを知るにつれ

「ああそうか、CDというモノは44kHzでサンプリングしてるから、
 22kHz以上の音は再生できないんだ。管楽器は高音を出すから、
 あの色気は22kHz以上の音のせいなんだな。」

などと,ずいぶん乱暴な納得の仕方をするようになる。

一般的な人間は、22kHz以上の高音は、単独では聴き取ることが
できない、とされている。これは信頼のおける数字らしい。
いちおう、CDやMDの規格が決められた根拠ですから。

でも、世の中には感覚的に「それって本当?」と思う人も多く
22kHz以上の高音が含まれることで、100〜10kHzくらいの音が
「より心地よく」聴こえる効果 (Hypersonic Effect という) の
存在を主張して、地道に研究している人もいる。

そんなことを久しぶりに思い出したのは、「FLY」のライブで
木琴に似たマリンバという楽器の、あまりにもふくよかで
繊細な音色を聞いたときだった。

まるで一音一音が耳の奥深くまで染み込んでいき、
アタマの芯に直接響くような感じ。

そういえば、「22kHz以上の高音が多く含まれる楽器」の例に
バリ島の楽器、ガムランをあげた論文を読んだことがある。
ガムランは、マリンバによく似た形をしていたなあなんて、
思い出し、音楽的な心地よさだけでなく、知的な心地よさにも
浸れたライブだった。

なんだか乙女でない紹介になってしまったけれど、
マリンバ4人娘「FLY」、だんぜん乙女です。
そのとても繊細な感性が、とても繊細な楽器を奏でるとき、
あなたの体のすみずみが、心地よい音で満たされます。

ライブでないと、ダメなことだって、ありますから。

( 04'/04/14 川島イタル)



マリンバ4人娘「FLY」のHPはこちらです


古本カフェ「フォスフォレッセンス」

奥行きのあるモノが好きだ。
モノの奥行きが好きだと言ってもよいかもしれない。

本人が、あんまり奥行きのある人間ではないからかもしれないが、
ひと、ことがら、表現、モノの裏側にあるみえない根っこの部分に、
濃密なイメージのつみ重なりや、たしかな世界観の存在を感じると、
憧れと好奇心のいりまじったような興奮を覚える。

「フォスフォレッセンス」

太宰治の眠る三鷹禅林寺のほど近く、ある古本屋がたたずんでいる。
このお店に、先日フリーペーパー"gris-gris"を置かせていただいた。


「Phosphorescence」 
フォスフォレッセンスというのは、トップページにもあるように、
太宰治の短編のタイトルからいただきました。覚えにくい名前で
お客様には、不便で申し訳ないのですが、この作品が大好きで、
この読後感のような気分を、お店を出た後に味わってもらえるように
なることが、目標なのです。 

自己満足かもしれませんがどうかこの「フォスフォレッセンス」と、
末永くおつきあいください。
この小さなお店が「街の灯」となれますように・・・
(ホームページより)


「フォスフォレッセンス」

太宰治の短編のタイトル。
短編のなかで重要な役割を果たす花の名前。

うーん。出来すぎ。出来すぎによく出来た語感。
その花が現実に存在するのかどうかは結局のところどうでもいい。
現実に存在し、そしてきっとすばらしく美しいだろう、と
想像させる奥行きたっぷりの語感が、僕をにやにやさせるのだ。

その古本屋の本棚からは、本に対する愛情があふれていて
なおまして、オーナーのきっと人生そのものがあふれ出ていて
「フォスフォレッセンス」という覚えにくい名前の通り、
わずか5.5坪の店内から、どこまでも奥行きが広がっていた。

……
今夜も冷える。本でも読もうかな。


(04'01/29 川島イタル)



ヲトメなふるほん「bibliomania」

「ヲトメなふるほん」
The old book life for every forever girls.


ヲトメの主食は、古本と珈琲。
明けても暮れても読書三昧。
楽しい朝には豆を挽き、
悲しい夜にも徒々なるままにページをめくる。

古書は違う時空間へのパスポート。
行間に心象風景を写しながら
自分だけのために用意された宝物を
いつからかずっと探し続けている。

さあ皆さん、それでは
珈琲の香りに誘われるままに
めくるめく旅にでましょう、
ご一緒に

("gris-gris" 「ヲトメなふるほん特集」より抜粋)



03'12/28、乙女音楽研究会へお越しいただいたお客様に
大阪の bibliomania さん発行の、"gris-gris"
という人気フリーペーパーを差し上げています。
今回は「ヲトメなふるほん特集」です。

乙女音楽研究会へのご意見ご感想をいただけた方に
お配りしておりますが、乙女なアーティスト情報を
ご存知の方や、当日もらいそびれた方にもお届け
いたしますので、右下の連絡窓口よりお知らせください。

(03'12/28 川島イタル)



魅惑のほんわかグルーヴ「ナカマコフ」

いつもどおりお気に入りの散歩道を散策し、
すっかり歩きつかれたわたしの足はおうちへと向いていた。

ふと目にとまった一人の女の子。
貝殻のような輝きのアコーディオンを抱えて立っている。
よくみると、その線の細く白い肌の女の子の周りでは
ギター・ベース・ドラムスが音の調整をしているよう。
(これから演奏するのかしら。。。)

おうちに向いていたはずのわたしの足は
カレラのまえから動こうとしない。
わたしの目はその白い綿毛のような雰囲気の女の子に奪われ、
わたしの耳はダンボになってカレラの音を待っている。
わたしの心臓は高鳴りでいっぱいになっていた。
(あ!、はじまった!)

・・・・・あれから数年。
いまやわたしはすっかりナカマコフの虜。
遊園地にいるような陽気なメロディ、そして
そのなかにもどこか懐かしさや切なさを感じる詩。
ハイクオリティーな演奏やハイセンスな演出。
こんなにお洒落ですてきな演奏家がいたとは
本当に驚きであり本当に嬉しく思う。

なによりも、乙女で不思議な魅力を放つヴォーカル&
アコーディオンのナカマヨウコさんと、どこかこどもで
オトナなメンバーのみんなに惹かれてしまっているのである。

いま想い返してみると、お散歩中に路上の演奏に
足を止めることはしばしばあったけれど
まだ音を奏でてもいない演奏者に惹かれたコトは
その日出会う『ナカマコフ』が初めてだったように思う。
いや、未だ唯一無二である。

ナカマコフ、万歳!!


(03'12/23 ごうだじゅんこ)



歌と踊りの夢芝居「東京ポルチカ歌劇団」

リンリンジャズキッチンメンバー、フルートのもっちゃんの
所属する「長澤孝子とJAZZ SUSPENDERS」のライブを見に
青い部屋へお邪魔したときのこと。

その日のイベントのラストは、おそろいの衣装に花束を抱えた
2人の女性。と、おそろいの白シャツに無表情な顔で楽器を抱えて
出てきたバックバンドによる「東京ポルチカ歌劇団」でした。

もっちゃんは、この時のことを掲示板でこのように書いています。



………………
更に凄かったのが、「ポルチカ歌劇団」の皆様。あの世界観、
空気の作り方、隅々まで「ここまでやるなんて!」と観るものを
圧倒させ引き込ませる魅力的なステージでした。
イタルさん、勿論次回「乙女音楽研究会」はお呼びしますよね!?

ハイ、お呼びしました。
せっかくなので、引き続きもっちゃんにポルチカの紹介を
おねがいしてしまいましょう。



舞台が始まる前までは、何がどうなるのか全く判断がつかない
バンドだけれど、第一音が鳴った瞬間から、もう老若男女が
虜になってしまう、すさまじい魔力を持ったバンド

「東京ポルチカ歌劇団」

その歌唱力もバンドのクオリティもさることながら
二人の女の子の口から飛び出す御伽噺は、大人だましの
真なるアナザーワールドに皆さんをいざなってくれるでしょう!

その世界に留まっていたくてアンコールの拍手をしない人は
いません。魅惑のトリップを存分に堪能してください。


もっちゃん素敵な文章ありがとうございます。
僕としても、是非もう一度堪能したい!バンド
「東京ポルチカ歌劇団」12月28日、乙女音楽研究会に登場です。

(03'12/18 川島イタル/柴田モトコ)



旅するピアノ弾き語り「鈴木亜紀」

それはそれこそ、夏の暑い盛りだったと思います。
下北沢のヴィレッジ・ヴァンガードで
「いちばん暑い日」というCDを買ったのは。

「出会いを大切に…」と購入を半ば脅迫的に勧めたニクいPOP。
ジュークボックスから聞こえてくる、走るようなリズム。
そして、その流れに乗って川遊びをしているような、自由な詞と歌声。
衝動的にCDを手にとり、レジへと直行していました。

どうでもいいことですが、僕の母方の実家は鳥取の農村。
毎年のように夏休みを過ごしたあの風景と、うだるような暑さが
こんなにもよみがえってくる音楽を、僕は他に知りません。

もっとどうでもいいことですが、このアーティストの最新アルバムの
タイトルが「金色の砂」と知ったときには,鳥取出身の方かしらと
嬉しくなったものです。が、それはあまりにもテマエ勝手な解釈。

実際は静岡県焼津市ご出身の彼女の音楽は、なんだか僕の原始的で
動物的な部分をぐらぐら揺さぶります。通勤中に聞こうものなら、
ロジカルな今のシゴトとは極めて食い合わせが悪く、違和感があり
裸でキーボードを叩いているような、くすぐったい感じがしてきます。

本能にさえさかのぼり、深く自分の内面をみつめる孤高の乙女。
「鈴木亜紀」さん。12月28日、乙女音楽研究会に登場です。

(03' 12/11 川島イタル)



「乙女音楽読本」挿絵

軽快なエンジンの音が早朝の山の空気をふるわせ,ホースの口から
いきおいよく流れる霧は,おりからの朝日にはえて,ミカンの木は
一本一本虹のベールに包まれていく。

けさはミカンの皮につく貝ガラ虫などの繁殖を防ぐための消毒で,
姉夫婦が発動機を持っての応援である。
夫は少し離れた水ためからてんびんで水を運び,姉は一斗カン一ぱいの
水に,ドルマントという薬のカンからアメ色の液体を十八cc,ホースを
たらしたドラムカンにいれる。

薬をかけた木では,平和な営みを続けていたアゲハ蝶やくもが,
ふいをおそわれ上を下への大騒ぎ。
葉っぱの間からは,直径三センチばかりの青いミカンがいっぱい
のぞいて,黄色のしずくが枝の先からポトリポトリと落ちている。

(1963' 09/20 毎日新聞投稿欄「女の気持ち」より)


青い部屋「乙女音楽研究会」へお越しくださったみなさま。
本当にありがとうございました。
上は,第1章「風景を豊かに伝えよう」で引用した文章です。

華美に走らずさりげなく,しかし風景が匂い立つような表現。
しっとりと薫る表現を憧れのひとつとして,乙女音楽研究会は
続きます。

紳士乙女のみなさま,またのご参加をお待ちしています。

(03' 09/17 川島イタル/石尾一馬)



「乙女音楽研究会」
これからのことをご覧ください。

女性が生まれながらに持っているもの。
「ガクブチ」の視点。
自分とその周りが一つの素敵な絵になるように絶えず
外から眺めているような、そんな感覚。

自分の視点とガクブチの視点,そのふたつが絵の具のように
溶け合って描き出される世界の中で,日々を暮らす。
女性の生きる感覚を,最近はそんなふうに想像します。

想えば,男の子が飛行機や車を画用紙に書いている隣で
女の子はいつも「小さなお家と自分」「お花畑と自分」
(それも,たいていはひどく着飾った!)
そんな絵を書いていた記憶。

卒業式や結婚式,人生の節目での衣装に対するこだわりよう。
ガクブチの視点から見た世界を完璧にするための,
それは無くてはならないパズルの1片なのでしょう。

乙女心は,永遠に理解の向こうにあるかのようです。
「乙女音楽研究会」
さて,勉強させていただきましょう。

(03' 09/01 川島イタル/石尾一馬)